[登場人物]
でんりょクラゲ:従量電灯に興味津々のクラゲ
でんりょクラゲ父:なぜか日本の電気代にも詳しいクラゲ
電太くん:ナニモシリマセーン
意外に知られていない自宅の契約内容
電力自由化についてはよくわかった!2016年の4月以降、僕たちは関西電力以外の電力会社と契約することができるってわけだね。・・というか、もう9月じゃねーか!!
つまり、もう電力自由化によって電力会社を乗り換えている人がいるってことだよね?でんりょクラゲ!
▶︎▶︎参考記事:電力自由化って?実は20年前から始まっていた
そうだよ!『良いことだけじゃない!電力自由化の真実』の中でも言ったけど、気をつける部分さえキチンと把握しておけば、まぁ間違いなく自由化によって電気代が安くなるんだ。
だから善は急げ。今すぐにでも自分にあった電力会社を見つけよう、電太くん。
そ、そうだね。でもね、でんりょクラゲ!
今ちょうど自分の家の電気代について調べてみたんだ。すると従量電灯(?)Aってものが表記されているんだ。こんなの何のこっちゃわからないよ。
お母さんに聞いても、「知らないよ?」って言われるし、こんなんで新しい電力会社を決めることができるのかなー?
ジュウリョウデントウ?
残念ながら僕も地球の電気代についてよくわからないんだ。アメリカニューヨーク州の電気代については完璧なんだけど・・・。
従量電灯とは何だ?AやBやCについて
では、ここからは私(でんりょクラゲ父)が解説しようじゃないか。
よく聞くんだぞ!お2人さん。
うっす!!
まずだな。従量電灯という言葉だが、これは単に使った分だけ払う(従量)ということなので、特に気にしなくていいぞ。こんな名前があるんだなぁくらいで大丈夫だ。
だが、この従量電灯にはA/B/Cという3つの種類がある。これを知っとかにゃあ、電力自由化は語れないからな。よく聞いておくんだよ。
うんうん。何となくだけど分かるよ。
スマホの料金プランと同じようなものだ。
そうだね。ただ、ややこしいのが各地方の電力会社は全てこの『従量電灯』という名前のプランを持っており、同じようにA/B/Cと3つのプランを持っているんだ。(従量電灯Cがない所はある)
つまり関西電力だけの話ではないってことさっ。
へぇ。でもそれってなおさら分かりやすいんじゃない?
だって電力自由化になった今、他の電力会社に乗り換えることができるんだよね?そこでも同じようなプラン名があるなら調べる手間なく、それがどういったものか把握できるじゃないか。
うん、確かにそう思うよね。
でも実はそんなに簡単なものではないんだ。今回はその事を東京電力(東日本)と関西電力(西日本)に分けて考えてみよう。
東日本(九州を含む)と西日本では基本が違う
一体なにが違うって言うだい?
関西電力の従量電灯Aと東京電力の従量電灯Aは、同じ従量電灯Aじゃないか。
そうだなぁ・・。
例えば関西電力で契約している電太くんの家は従量電灯AとBのどちらで契約してるかな?
ん?ちょっと待ってね。さっき見たんだけど忘れたから確認してくるよ。
・・・でんりょクラゲのお父さん!分かったよ、従量電灯Aだった。というか、今お父さん(電太の父)に聞いたら普通一般家庭は従量電灯Aで契約するんだって。
そしてお店をやっている人等が従量電灯Bで契約するって。そうなの?
あー、そこなんだ。
というのもね、西日本(九州以外)においては従量電灯Aが一般家庭向けになっているんだけど、東日本と九州に関しては従量電灯Bが一般家庭の主流なんだ。
へぇーそうだったの?こりゃ、たまげたなぁ。
それは確かに混乱するね。
そうだね。
ただ、どっちみち各電力会社によって料金体系が変わってくるので、実はそこまで気にしなくていいんだよ。豆知識程度のことだから。
まとめ:君は従量電灯〜?豆知識程度に知っておこう!
従量電灯って地味に奥が深いよなぁ。
同じ名前なのに地域によって内容が代わり、基本(一般的にどれに契約するか)さえも変わってくるなんて!こんな面白いことがあるんだな。
はぁー?何言ってんだよ。でんりょクラゲ!
これの何が面白いの?ただただ面倒くさいだけじゃないか。
電太くんはまだまだ子どもなんだよ。この魅力が分からないなんて可哀想な子だなぁ(はははっ)
(そういえばコイツ一体何歳なんだ?)